中年、無職、写真を撮る

ささやかな人生の、通り過ぎていく日々を記録する。

それでも人生にイエスと言う

f:id:photo77:20180805075941j:plain
タイトルはV.E.フランクルの著書。とても良い言葉だと思う。

僕は強制収容所に入れられるような過酷な経験をもちろんしていないし、世間からはぬるい人生を歩んできたと思われているかもしれないけど、それでも40年以上生きていれば世の中の理不尽はわかるようになる。
残念ながら往々にして努力は報われず正直者は馬鹿を見る。サヨナラ逆転満塁ホームランはないと、アントニオ猪木もそう言った。

それでも、生きていて良かったと思える瞬間はこの世界に満ちている。
6月の初め、何でもない日没後のこの風景を僕はとても美しいと思った。何台もの車が通り過ぎたけど一体どれだけの人がこの景色に目を留められたのだろう。
僕の拙い技術で何かを伝えられるのか、それはわからない。それでも、世界は確かに美しい。