中年、無職、写真を撮る

ささやかな人生の、通り過ぎていく日々を記録する。

折り返し点はとっくに過ぎている


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人生はやり直しの利かない一度きりのものだということが今頃になって怖くて仕方ない。情けない話だと思う。私は本当にちっぽけな人間だ。

日々をふらふらと過ごしながら、それでもこの自分が生きた証を何かしら残したいなどと心の何処かで願っている。ならまず働けよと、普通は思うだろう。

無知で煩悩にまみれている状態を仏教では「無明」というらしい。私にふさわしい言葉だと思う。どうしようもないダメ人間であることを自覚していながら、それでも人生の最期には皆にいい人だったと言われたい。出来る奴だったと言われたい。

人生は短いと、偉大な先人は言った。そのとおりだと私は思う。