中年、無職、写真を撮る

ささやかな人生の、通り過ぎていく日々を記録する。

夕焼けの撮影について


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夕焼けを撮るようになってからわかったことがある。

夕焼けは空が赤くなるんじゃなくて雲が赤くなるんだということ。このことは、足が臭いんじゃなくて靴が臭いんだと気付いたとき以来のささやかな衝撃だった。

付け加えるなら、夕日そのものの色は黄色から橙色程度で、日没前にそれほど赤くなることはない。日没後30分までの間の、ほんの数分間に赤く染まって終わることが多い。

 

夕日を撮るときは全然思った色にならなくて、色味を調節するためにホワイトバランスを「曇天」とか「日陰」にしてみたりするけど、日没後はそんなことをするまでもなくインパクトのある色になることが多い。今日撮ったこの写真もホワイトバランスは「オート」のまま。

普通に撮ると空と地面の輝度差が激しいので、暗部は黒潰れする。ちゃんとした人はハーフNDフィルターを使って光量そのものを調整するのだろうが、ちゃんとしていない僕はそんなことをしない。

とりあえずRAWで撮って、思いっきりコントラストを低くしてさらに暗部を持ち上げて現像する。なんならLightroomのオートをポチッとやればいい。

ええんかなとは思うけど、便利な時代になった。

オッサンの試行錯誤はまだまだ続く。